FUJIFILM Healthcare が ADP Celergo を導入して 1 つの標準化された給与計算システムを構築し、各地域の誤解やばらつきを解消した方法をご紹介します。
私たちは、ともに前進するための 1 社のベンダーを選びました。中核となる人事ソリューションと ADP のソリューションをシームレスに統合した欧州の全体管理型の HCM ソリューションで、ADP のサービスやサポートのメリットを享受したのです。

FUJIFILM、
欧州人事責任者、
Mandy Muller 氏
ケーススタディ
FUJIFILM Healthcare Europe は、医療用画像診断ソリューションを提供する企業で、欧州10カ国に300人以上の従業員を抱えています。従来、国ごとに異なる多数の給与計算アウトソーシング業者がサービスを提供していたたけ、各国で給与計算プロセスに一貫性がなく、コンプライアンスとセキュリティの透明性やガバナンスが確保できておらず、各国の子会社の連結ベースの人件費のROIも可視化が困難でした。
2018年に会計業務のアウトソーシング業者への委託が決定され、欧州人事担当責任者のMandy Muller氏は、人事部門主導で、従業員を中心に据えた透明性の高い給与計算システムを構築する必要があると判断しました。2020年に地域間での報酬や福利厚生の不整合が顕在化し、これを是正するため、ADP Celergo® を導入。これにより給与計算アウトソーシングのベンダー一元化が実現し、全従業員に公平な報酬体系を提供する体制が整いました。
ADP Celergo®を選定した理由は、スイスとイタリアですでに導入実績があり、欧州全体で標準化を進めるのに適していたためです。導入当初はコミュニケーションの課題もあったものの、Muller氏のフィードバックを反映しながら進められ、給与計算だけでなく、監査や福利厚生の管理も一元化されました。
結果として、給与計算における地域ごとのばらつきが解消し、専任の給与計算マネージャーの配置により、業務効率が大幅に向上しました。従業員は給与明細のセルフサービス機能を利用できるようになり、管理負担が軽減。また、給与計算の統一がヨーロッパチームの一体感を生み出し、事業全体の統合を促進しました。
現在、FUJIFILM Healthcare はADP Celergo®の給与計算アウトソーシングに、人事情報データベース、勤怠、経費精算、タレントマネジメント機能を追加した、All-In-Oneソリューションである「iHCM」の本格稼働を目指し、給与計算だけでなく人事管理全体の戦略的強化を進めています。ADP Celergo® の導入により、業務の透明性と効率化が実現し、人事チームがより戦略的な業務に集中できる環境を整えることができました。
ADP 製品