Stephanie Buccieri, PTC

ケーススタディ

PTCがグローバルな給与計算の変革を通じて、組織全体で最新かつ正確なデータにアクセスできる信頼できる唯一の情報源(SSOT)の確立へ

PTCは、全世界の産業および製造業向けに、製品の設計・製造・サービス業務のデジタル変革を可能にするソフトウェアを提供するグローバル企業です。全世界で7,000人の従業員を擁し、30,000以上のクライアントに幅広くサービスを提供するPTCは、ADP®の最先端ソリューションを活用し、20社以上のベンダーを統合して単一かつ効率的なグローバルペイロールシステムの構築に向け、野心的な取り組みを開始しています。

給与計算は、グローバルに統一されたルールが存在せず、常に地域ごとにルールが異なるため、非常に特殊な業務です。これは、給与計算プロバイダーが提供すべきコア領域の一つであり、常に変化する地域の法規制に適応する必要性を伴います。世の中には、それらに加えて、全国規模での標準化、データプロセスとシステム、そしてガバナンスを提供できる企業は、決して多くありません。そして、これこそがADPの付加価値なのです。

Stephanie Buccieri

PTC、
グローバルペイロール シニアマネージャー、 Stephanie Buccieri 氏

課題

  • 複数のベンダーがそれぞれ異なるシステムを利用して給与計算を管理しており、業務の責任は人事部門と経理部門に分かれていたため、標準化が進んでいませんでした。
  • 各地域ごとに異なる法令遵守の課題も存在していました。

ADPの導入効果

  • 給与計算機能の一元化とプロセスの効率化により、従業員データの一貫性が大幅に向上しました。
  • 経営判断に活用できる、より正確なデータの提供が実現できました。
  • コンプライアンスリスクの軽減により、安心して業務を遂行できる環境が整備されました。

システム統一の必要性

PTCはグローバルな給与計算の変革に着手する以前、28社ものベンダーと30の給与システムを使い分けており、HRと経理の間で責任が分散し、標準化が進んでいないという課題を抱えていました。こうした複雑な体制を解消するため、PTCはADPと提携し、給与計算機能の一元化とプロセスの効率化を推進。従業員データの一貫性を確保することで、変革完了後は従業員サービスの向上、経営判断に資するより正確なデータ提供、そして効率的かつ迅速なグローバル給与システムのスケールアップが可能になる見込みです。

現地専門知識が法令遵守をサポート

導入段階では、給与項目のグローバルリストを作成し、給与入力・出力および総勘定元帳の報告を標準化する必要性を認識。これにより、各国のシステム導入が円滑かつ効率的に進みました。

グローバル会計・調達担当シニアバイスプレジデントは、「このプロセスを通じて、さらなる標準化と効率化の機会が見えてきた。コンプライアンスはコスト回避の観点からも重要であり、ADPの活用によりリスク軽減に自信を持てる」と述べています。

従業員の自律性をグローバルに強化

2021年には米国でセルフサービスを導入し、従業員が自ら銀行口座や税情報を更新可能に。初年度には約3,700件の変更があり、その後も安定した利用が続いている。担当者は「セルフサービスの導入により、手作業の負担がフルタイム換算で約半人分削減された」と推計しています。

グローバルな視点からは、ADPのポータルにより給与システムからグローバルMyViewポータルまで一元的にアクセスできるようになり、「シンプルで便利」と高く評価されています。

Global Solutions at Work Award受賞

この賞は、最先端技術の活用と効率的なプロセス導入により、人材マネジメントのリーダーシップを示した組織に贈られています。PTCは2024年の受賞者に選ばれ、グローバル給与計算変革の顕著な成果が評価されました。

コーポレートバイスプレジデント兼コントローラーの担当者は、以下のよう誇らしく語っています。「当初は世界中で28もの異なるシステムが存在し、Excelを駆使して手作業で処理していました。ADPと共に取り組んだ結果、技術、組織、プロセスの変革を推進し、働き方や従業員支援のあり方を根本から変えるプロジェクトとなりました。受賞は我々のグローバル給与計算変革とチームのリーダーシップの証なのです。」

関連リソース

組織で起きている給与計算変革2025

ガイドブック

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