ADPが2025年の仕事を形作る人事トレンドを発表

2024年 11月 19日

雇用主が来年の人事トレンドや優先事項に対応できるよう、専門家たちが洞察やリソースを共有

2024年11月19日、シンガポール – 生成AIの発展から、従業員のスキル育成と幸福、AIや賃金の透明性に関する法規制に至るまで、世界の仕事を取り巻く環境は2025年も変革を続けるでしょう。ADPは本日、雇用主が認識しておくべき重要な人事トレンドやリソースを明らかにしました。雇用主が優先事項の変化に対応して、従業員をサポートし、事業の成長に注力するためです。

アジアでこうした優先事項が及ぼす影響を受け、ADPのアジア太平洋シニアバイスプレジデントのJessica Zhang氏はこうコメントしました。「2025年に向かっている今、アジア太平洋では職場環境の進化により、特有の機会と課題が生まれています。組織は従業員の幸福を優先し、新しい規制に適応し、生成AIの力を活用して競争力を維持しようとしているところです。

「ADPでは、地域全体でこうした変化を乗り切ろうとする雇用主をサポートすることに専心しています。雇用主がレジリエンスとアジリティを持った職場を醸成し、従業員とビジネスが成功できるようにするためです。」とZhang氏は付け加えました。

2025年に向けて雇用主が予想するのは、次のような人事トレンドでしょう。

2025年のすべての人事トレンドと現場の洞察を知る(英語)

従業員エクスペリエンスと幸福は引き続きビジネスの優先事項:
ポジティブな従業員エクスペリエンスはエンゲージメントと生産性の向上につながるため、従業員エクスペリエンスを優先するためのビジネスケースは有効です。従業員エクスペリエンスを向上させるため、雇用主はパーソナライゼーションの機会を模索するでしょう。たとえば、従業員の固有のスキルや強みに合わせたタスクのカスタマイズや、個別のケースに合わせたコミュニケーションや評価などです。さらに、従業員が自分のワークロードを管理し、現実的な目標を設定できる方法を優先することで、雇用主は従業員のストレスや燃え尽き症候群に対処しやすくなるはずです。

スキルが従業員の成功を測る有効な指標に:
今日の複雑な労働市場において、スキルは急速に雇用主の優先事項リストのトップに上りつつあります。人材に対するスキルベースのアプローチを優先することで、学位や業界経験といった伝統的な条件で採用し育成するのではなく、個人のスキルや能力が注目されるようになります。雇用主がギャップを埋めようとする中で、リーダーは追加のスキル獲得やリスキリングを通じた従業員のスキルアップを検討しなければなりません。仕事の変化に合わせて、従業員が新しい役割や職務を請け負うのに役立てるためです。

新しい法律により、雇用判断におけるAIの開発方法と使用方法が確立されつつある:
人々の間にAI技術の使用が定着する中で、企業のデータの使用法に関する法律は、今後も変化と拡張を続けるでしょう。組織のプロセスとテクノロジー次第で、AIは雇用判断の一部を占める可能性があります。これに対しては、新しい法規制による対応とコンプライアンスが必要です。雇用主は新しい法規制を引き続きモニタリングし、AIシステム開発に関する新しい法律に準拠し、有効かつ責任のあるやり方でAIを仕事に活用しなければなりません。

賃金の平等と透明性は依然としてビジネスの優先事項:
世界的に、賃金の平等と透明性は雇用主にとっての重点分野であり続けています。地域によっては、組織が賃金格差の分析と報告を行い、賃金に関してより詳しい情報を求職者と従業員に提供することが求められます。雇用主は賃金格差があれば効果的に対処し、賃金の透明性に関する法律を遵守できるよう、法規制の変化をモニタリングし、賃金データを理解するよう努めなければなりません。

生成AIによる人事、仕事、労働力の大改革は今後も続く:
生成AIツールの効率性が明らかになり、生産性が押し上げられ、仕事の新しいやり方が提示される中、組織はこのテクノロジーのベストな活用方法を模索しています。従業員が大事な仕事に集中できるよう、摩擦や障害を排除することに重点的に取り組まなければなりません。各企業は複雑すぎる従業員トレーニングをやめ、達成したい目標に注力すること、望ましい結果を得るために生成AIを役立てる方法を確立することが大切です。

企業は新しいテクノロジーの恩恵を受けるため、スキルの拡張を目指す:
スキルアップやリスキリングは目新しいコンセプトではないかもしれません。しかし、生成AIや生成AIが生み出すソリューションをサポートするためのスキルアップやリスキリングは、これまでになかった考え方です。生成AI技術の登場により、スキルはビジネスの優先事項となっています。そうした中で雇用主は人事チームや新しいツールを活用し、新しい仕事のやり方や、そうした働き方のモデルを支えるために必要なスキルをより深く理解しようとするでしょう。雇用主は労働者の技術的スキルを育成するだけでなく、イノベーションを促進するため、事前に定義された安全なやり方で生成AIを試す機会を労働者に与えることを検討する必要があります。

さらに詳しい洞察やリソースについては、adp.com/HRTrends2025をご覧ください。(英語)

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